今回の記事は「別世界、現実それともタブロイド思考」という内容です。さていったいどういう内容なのでしょうか。
今回の記事の音声です。まずは音声を聴いてみて下さい。
Therefore, we must wait for more decisive evidence to decide one way or the other.
したがって、私たちはどちらかはっきりさせるためのより決定的な証拠を待つ必要がある。
4月のニューサイエンティストのレポートの見出しは、「時を遡るパラレルユニバース(別世界)を発見か」だった。他の多くのニュースストリームがその話を取り上げた。最近その理論は疑問視されており、結果として、パラレルユニバースが存在するという結論に飛びつくには証拠が不十分であるという、よりバランスの取れた見方になっている。
パラレルユニバースの理論は、南極非連続過渡事象アンテナ(Antarctic Impulsive Transient Antenna: ANITA)と呼ばれる南極大陸の科学的研究と関係がある。そのアンテナの目的は宇宙からの「ニュートリノ」と呼ばれる高エネルギー粒子を探知することである。数年前、ANITAはそのような粒子を検出したが、それらは宇宙からではなく地球の表面から来ていた。物理学ではこの奇妙な出来事を説明できなかった。それが私たちと同じようなパラレルユニバースが存在し、そのパラレルユニバースは時間を遡っているという理論につながった。
パラレルユニバースの概念は非常に刺激的で、想像力をかき立てる。これは特に、このアイデアがSFで繰り返し使用されているからだ。しかし、カール・セーガンが何年も前に言ったように、「異常な主張には異常な証拠が必要である」。したがって、私たちはどちらかはっきりさせるためのより決定的な証拠を待つ必要がある。
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